看板デザインに最適なフォントと文字サイズの選び方 | 電柱広告.jp
関電サービス株式会社 アド・ソリューション部
〒530-0047 大阪市北区西天満5丁目14番10号
梅田UNビル 11F
TEL/06-6365-0052 FAX/06-6365-0053
2024.12.27 コラム

看板デザインに最適なフォントと文字サイズの選び方

はじめに

電柱広告で使用されるフォントは、視認性やデザイン性に大きな影響を与えます。適切なフォント選びは、看板の効果を最大限に引き出すために非常に重要です。使われるフォントには、ゴシック体、明朝体、丸ゴシック体、手書き風フォントや、アルファベットならばセリフ体、サンセリフ体などがあります。それぞれのフォントには特徴があり、使用するシーンや目的に応じて最適なものを選ぶ必要があります。ここでは、看板デザインでよく使用されるフォントを説明します。

フォントの種類

電柱広告でよく使用されるフォントには、ゴシック体、明朝体、丸ゴシック体、手書き風フォントなどがあります。それぞれのフォントには特徴があり、適切な選択が看板の効果を最大限に引き出します。ここでは、これらのフォントの特徴と用途について詳しく解説します。

ゴシック体

ゴシック体は、線の太さが均一で直線的なデザインが特徴のフォントです。視認性が高く、モダンでシンプルな印象を与えるため、電柱広告のみならず様々な広告やポスターなどで広く使用されています。遠くからでもはっきりと見えるため、交通標識や店舗の表示にも適しています。その洗練されたデザインは、現代的でクリーンな印象を求めるデザインに最適で、ビジネスシーンでも多く用いられています。

明朝体

明朝体は、縦線が太く横線が細いコントラストのあるデザインが特徴のフォントです。伝統的でエレガントな印象を与えるため、書籍や新聞の本文、正式な文書に多く使用されています。長文の読み物にも適しており、美しいデザインと可読性の高さから、多くのデザイナーに選ばれています。文化的な施設や高級感を求める場面でも効果的で、信頼性や格式を伝えたい場合に最適です。

丸ゴシック体

丸ゴシック体は、ゴシック体の直線的なデザインに対して、文字の角が丸みを帯びたフォントです。親しみやすく、柔らかい印象を与えるため、カジュアルなデザインや子供向けのコンテンツに多く使用されています。視認性が高く、温かみのある雰囲気を作り出すため、店舗の看板や広告、ポップなどに適しています。フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できる柔軟性を持ち、特にリラックスした雰囲気を演出する際に効果的です。

セリフ体

セリフ体(Serif)は、文字の線の端に小さな装飾(セリフ)が付いているフォントです。日本語フォントで言うところのこれらのセリフは、文字を視覚的に連続性を持たせ、読みやすくする効果があります。伝統的でクラシックな印象を与えるため、書籍、新聞、正式な文書など、長文の印刷物に多く使用されます。セリフ体は、可読性が高く、特に印刷物において視線のガイド役を果たし、長時間の読書でも目の疲れを軽減する役割を果たします。代表的なセリフ体には、Times New Roman(タイムズニューローマン)やGeorgia(ジョージア)があります。

サンセリフ体

サンセリフ体(Sans-serif)は、文字の線の端に装飾がなく、シンプルでクリーンなデザインが特徴のフォントです。「サン」はフランス語で「なし」を意味し、セリフがないことを指しています。モダンで洗練された印象を与えるため、ウェブサイト、広告、プレゼンテーションなど、デジタルメディアや短いテキストに多く使用されます。視認性が高く、特に画面上での読みやすさが求められる場面で効果的です。代表的なサンセリフ体には、Arial(エイリアル)やHelvetica(ヘルベチカ)があります。

見やすい看板を作るための文字サイズの基本

看板に最適な文字サイズは、看板の使用目的や見られる距離によって異なります。国道沿いや交差点に設置される大きな野立て看板は、遠距離からの視認を前提に、大きく視認性の高い文字が必要です。一方、飲食店の前に置かれるスタンド看板やメニュー看板は、近距離での視認を重視し、お店の売りやおすすめメニューを伝えるための適度な文字サイズが求められます。このように、看板の設置場所や目的に応じて、見られる距離に最適な文字サイズを選ぶことが重要です。

判読できる文字サイズの目安は、次の計算式で求められます。

判読距離(cm) = 文字の縦の大きさ(cm) × 250

逆に、適切な文字の大きさを距離から求める場合は以下の計算式を使用します。

文字の縦の大きさ(cm) = 判読距離(cm) ÷ 250

例えば、交差点の信号待ちの歩行者に見てもらう電柱広告の場合、広告から歩行者までの距離が10m(1000cm)だとします。

1000cm ÷ 250 = 4

つまり、文字の縦の大きさが4cmであれば、信号待ちの歩行者からでも認識できる文字サイズになります。

まとめ:最適なフォントと文字サイズで看板の効果を引き出す

看板デザインにおいて、適切なフォントと文字サイズの選定は、視認性とデザイン性を最大限に引き出すために不可欠です。それぞれのフォントには独自の特徴と用途があり、看板の目的や設置場所に応じて最適なものを選ぶことが重要です。また、文字サイズも視認距離に基づいて決定することで、より効果的な看板を作ることができます。今回ご紹介した基本的なポイントを参考に、デザインの質を向上させる看板作りを目指してください。

新着記事
PAGE TOP