【Vol.1】万博はなぜ6ヶ月で終わる?その理由と種類を知ろう | 電柱広告.jp
関電サービス株式会社 アド・ソリューション部
〒530-0047 大阪市北区西天満5丁目14番10号
梅田UNビル 11F
TEL/06-6365-0052 FAX/06-6365-0053
2025.10.28 コラム

【Vol.1】万博はなぜ6ヶ月で終わる?その理由と種類を知ろう

万博の種類を知ろう登録博と特別博の違い

大阪・関西万博が閉幕しました。

半年間にわたって繰り広げられた熱気と感動がひと段落し、いわゆる“万博ロス”を感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、「そもそも万博ってどういう仕組みなの?」と疑問を持った方もいらっしゃるかもしれません。

実は、万博には国際的なルールがあり、大きく分けて2種類の形式が存在します。

それが「登録博(一般博)」と「特別博(専門博)」です。

「登録博」と「特別博」――聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は万博の種類を理解するうえでとても重要なキーワードです。

ここからは、それぞれの万博がどんなものなのか、わかりやすくご紹介していきます。

登録博(Registered Expo)

5年に一度しか開催できない、世界最大級の博覧会です。

テーマは広く、参加国が自国のパビリオンを自由に建設できるのが特徴。

期間は最長6か月と定められています。

日本での開催例

  • 1970年 大阪万博
  • 2005年 愛・地球博
  • 2025年 大阪・関西万博

登録博は「技術・文化・人類の進歩」など、普遍的で壮大なテーマを扱います。

特別博(Specialized Expo)

一方で、特定のテーマに焦点を当てた中規模の博覧会が「特別博」です。

期間は3週間から3か月程度。テーマは科学、海洋、園芸など専門性が高い内容です。

主催者が展示ブースを用意し、参加国はその枠を使って展示します。

日本での開催例

  • 1975年 沖縄海洋博
  • 1985年 つくば科学技術博
  • 1990年 大阪花博
  • 2027年 横浜花博

なぜ万博は6か月しか開催しないの?

万博の開催期間が「最長6か月」と決まっているのは、国際博覧会条約に基づくルールです。

長期開催にすると運営コストや展示維持の負担が大きくなり、参加国にも影響が及ぶためです。

また、半年という期間は「技術と文化の最新を世界に示すのに最も効果的な長さ」とも言われています。

つまり、6か月は「世界を動かす展示の旬」なのです。

まとめ:万博は形を変えても“人と世界をつなぐ場”

登録博は「人類規模のテーマ」、特別博は「特定の課題への挑戦」。

どちらも世界が協力し、学び合うための舞台です。

次回【Vol.2】では、日本で実際に開催されたすべての万博を時系列で振り返り、

それぞれが残した“レガシー(遺産)”をたどっていきます。

新着記事
PAGE TOP