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2026.01.08 コラム

えべっさんはなぜ商売繁盛?十日戎の由来と習わし

えべっさん(十日戎)とは?関西の年始を彩る祭礼

えべっさんとは、恵比寿(えびす)さまを祀る神社で行われる「十日戎(とおかえびす)」のことを指し、関西を中心に広く親しまれている年始の祭礼です。多くの神社では1月9日を宵戎、10日を本戎、11日を残り福として三日間にわたり神事が行われ、参拝客で大いににぎわいます。

年が明け、仕事や暮らしが本格的に動き出すタイミングに合わせて行われることもあり、地域の人々にとっては「一年のはじまりを実感する行事」として定着しています。

なぜ「商売繁盛」なのか?恵比寿さまの信仰

えべっさんが商売繁盛の行事として知られる理由は、恵比寿さまが福をもたらす神様として信仰されてきたことにあります。恵比寿さまは七福神の一柱としても広く親しまれ、特に「働く人の暮らし」と関わりの深い神格として語られることが多い存在です。

古くは漁業や農業など、生きるための営みを支える神様として祀られ、それが時代とともに商いの世界にも広がり、「商売の福」を願う神様として信仰が根付いていきました。

商売は努力だけでなく、人との縁や運の巡りにも左右されるものです。そのため新年の節目に福を願う十日戎は、商いに関わる人々の心の拠りどころとなってきました。

十日戎の由来なぜ110日が中心日なのか

十日戎が「十日」と呼ばれるのは、三日間の中心となる日が1月10日であることに由来します。

恵比寿さまは全国各地で祀られていますが、関西では特に信仰が厚く、神社を中心に門前町や商店街が一体となって賑わいをつくる文化が育ちました。

宵戎から残り福まで三日間続く形が一般化したのも、参拝者が集中する時期に神社が福を授け、町が受け止める仕組みが整っていったからです。

十日戎が単なる参拝行事を超えて「年始の商いの行事」として息づいているのは、地域社会の営みの中で育まれてきた背景があると言えるでしょう。

習わしの象徴「福笹」福を集め、育てるという考え方

十日戎の象徴といえば福笹(ふくざさ)です。竹はまっすぐ伸びる生命力の強い植物として縁起が良いとされ、そこに小判、米俵、鯛などの飾り(吉兆)を付けることで、福を集める、福を呼び込むという願いを形にします。

参拝者が笹を手に境内を歩く姿は、十日戎ならではの風景であり、商売繁盛を願う人々の気持ちが可視化された光景でもあります。授かった福笹は店先や事務所に飾られることが多く、毎年新しい笹に替えることで、区切りをつけ、新しい一年の気持ちを整える意味合いも持ちます。

 えべっさんの本当の魅力願いとともに商いを「整える」行事

えべっさんは「商売繁盛を願う祭り」として語られますが、毎年多くの人が参拝するのは、福を授かるためだけではありません。年のはじまりに恵比寿さまへ手を合わせることは、これまでの商いを振り返り、足元を確かめ、新しい一年の方向を定める時間にもなります。

宵戎・本戎・残り福と続く三日間の賑わいは、人々がそれぞれのタイミングで区切りをつけ、気持ちを整えようとしている証でもあるでしょう。

十日戎が長く愛されてきた理由は、願いを託す場であると同時に、商売に向き合う心を新たにする“年始の合図”として機能してきたからかもしれません。

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